Amazfit T-Rex 3 2025年

12年前にスントのベクター¥23.800を使っていたのだが、電池の減り方が激しく1年ほどしか持たない。電池と蓋、Oリングがセットで販売され¥1.500と高額だ。何時交換したのかも忘れてしまうので、イザ使う時にはバッテリー切れが何回かあった後、ベクターは諦めてしまった。次にCITIZENのソーラーウォッチを買った。別に日光に当てなくても明るい部屋にさえ置いておけば充電され、電池の心配は当たり前だが全く無くなつた。

大きさはベクターと同じくらいだがスクリーンは大きく見やすい
買ってからすでに10年を超え、故障の気配さえない。しかし、風防ガラスが傷だらけで文字盤が見えづらい。そろそろスマートウォッチもマトモに使えるようになってきたらしいので考え始めた。
ガーミンやスント、アップルウォッチなどは定番で性能も高いが価格が5万円を楽に超えて8万円に至る。山で使う時計はボロクソになる可能性が高いのでなるべく安く買いたい。しかし、せっかく買うのであれば最新のものが欲しいという条件には無理があった。でも根気よく探しているとメルカリでAmazfit
T-Rex 3定価39.900のものが、新品同様で23.000で出品されているではないか!速攻買ってしまった。現品が到着し、チェックしてみても瑕疵はどこにもない。
Amazfit T-Rex 3は、特にアウトドアでの使用に特化した高性能なスマートウォッチであり、主な特徴は以下の通りだ。
1. 圧倒的なタフネス性能
耐熱性/耐寒性と10気圧防水に対応し
ステンレススチール製のベゼルとゴリラガラスを採用し、高い耐久性を実現している。
2. 進化したアウトドア向け機能
高精度GPSとルートナビゲーション:
ルートインポート: ヤマケイオンラインやヤマレコなどで作成したGPXルートを取り込み、ナビゲーションできる。

意外に使えるナビはGPXで地図を事前に取り込む必要がある
3. 長時間持続するバッテリーと視認性の高いディスプレイ
長時間バッテリーは標準的な使用: 27日間できる
4. AI音声アシスタント「Zepp Flow」により、自然な会話でトレーニング開始などの音声操作が可能。
健康モニタリング: 心拍数、血中酸素レベル(SpO₂)、ストレスレベル、睡眠、皮膚温など、24時間体制で健康状態をモニタリング。などなど溢れんばかりの高機能だ。
とりあえずナビゲーションと健康モニタリングを手始めに使って見た。

マップも正確な位置を示すので街中でも役に立ちそうだ
明るい屋外でも視認性が高く、GPSも問題なく、ナビゲーションしてくれた。スマホを取り出してアプリの地図をいちいち見なくても済むのはありがたい。これで3年か4年使えれば御の字だろう。ただし、クライミングで腕にはめるには大きすぎるのでハイキングや縦走登山用だ。
MSR 燃料ボトル 2L 1988年

ガソリンストーブ現役時代に燃料タンクとして活躍したボトルだ。色が真っ赤なのには訳があって、普通のポリタン等では間違えてガソリンを飲んでしまうそそっかしい者がいたらしく、このような真っ赤なボトルが出てきたと聞いた。 もちろん、そんなソコツ者は私ではないよ、ホント。
モンベル 10本爪アイゼン 2024年

冬になると近所の三角山に行くのだが、低山といえども急登はある。四本爪アイゼンでも良いのだが、やはり少し不安定だ。しかし、12本爪は大げさすぎて恥ずかしい。そこで数十年ぶりに軽アイゼンとしてモンベル10本爪を買った。これは、すこぶる調子がいい。
カシン ラープ 1999年

正式名称は「Realized Ultimate Reality Piton」で、特に困難なエイドクライミングにおいてヘアークラックに打ち込み、エイダーで前進するために作られた。ヘアークラックには本当に浅くしか入らないため、そっとエイダーに乗ったとしても抜ける可能性が大であるのは言うまでもない。 アメリカのビッグウオールで墜落すると10m~20mも墜落する可能性のあるクライミングをアメリカンエイドと呼ばれている。 このほかに、スカイフック、抜けたボルトの穴に打ち込むコパーヘッドなど一度も見たことも使ったこともないギアがビッグウオールで使われている。 日本のボロイ岩場で使うのはごめんこうむりたいギアたちだ。
ペツル タイブロック 2019年

超軽量アッセンダーで、ステンレススチール製のカムには、詰まったものを取り除くためのスロットがあり、泥や氷の付いたロープでも機能する。使用可能なロープ径8~11mmのシングルロープに対応しているが、ダブルロープには使えない。シングルロープでマルチピッチクライミングした時、荷物を背負ったセコンドが爺間短縮のためこれで登ることがある。大きな声では言えないが、難しいクラックで(5.9!)で使いかけたことがあった。恥ずかしい話だがリードに『使わないで登れと』言われ断念した。まあ、イザというときのお守りみたいなものだが、役に立つのは間違いない。他にマイクロトラクションがあるのだが価格が高いので買わなかった。 アイスで懸垂したあとロープが抜けなくなり、タイブロックで登り返したのが一度あった。
スタンダードVX-8D STANDARD 2017年

VX-8D 50/144/430MHz FMトランシーバー VX-8Dトリプルバンドのトランシーバーだが、今日携帯電話が普及し、けっこうな山中でも使えるようになったのでほとんど見かけることはなくなった。携帯電話がない頃、カムイエクウチカウシ山に入り、増水した沢を渡渉できず、八ノ沢上部から70Km離れた無線家にコンタクトし家族に連絡を取ったことがあった。JG8ASNは私のコールサインだが無線局の更新をしていないために無効となっている。
ココヘリ発信機 2019年

初期のココヘリだから電源スイッチがついている(今は常時オンになっている)
言わずと知れたココヘリだが、2019年に加入した時点では若干疑いの目で見ていた。本当に発信機の電波が16kmも飛ぶのか?バッテリーが2カ月も持つのか?連絡したらヘリがすぐに飛んでくれるのか?そんな夢みたいな機器が信じられなかった。しかし、実際にココヘリでレスキューされる実例が出てくると、信頼する以外にないと加入したのだった。以来5年が経ち仲間にも持つ者が増えてきた。
携帯電話が使えない沢筋とか、大雪山の奥地、日高連峰の深い沢などでは通信手段はアマチュア無線または衛星電話イリジュウムくらいしかないだろう。どちらも一般の登山者には荷が重いし、使いにくい。やはり現時点でココヘリ以外に緊急手段はないと断言できる。
幸い、私は実際に使う場面に遭遇していないが、心の支え、家人への安心感、自分への戒めとして携行をしている。
みなさんご存じだろうが以下の特徴がある
高精度発信機:会員には小型で軽量(約20g)の発信機が貸与されます。これにより、遭難時に迅速に位置を特定できる
広範囲の捜索:発信機の電波は最大16kmまで届き、携帯電話の電波が届かない山岳地帯でも有効 年会費制:基本プランは年間5,500円
捜索費用が最大550万円までカバー
多機能:発信機は生活防水仕様で、1回の充電で約2ヶ月間使用可能
捜索だけでなく、個人賠償責任補償や登山用品の補償
いうまでもないが持参しないと意味はないのでご用心!
ブラックダイヤモンド テクニシャンレザー 2024年

ソールはフラットでコンパウンドはやわらかい
ブラックダイヤモンド (Black Diamond)で最もクライミング性能にフォーカスしたアプローチシューズだが、今年(2024年)小川山でガイドさんが履いていた。
廻り目平駐車場からアプローチ、取付きから5.8以下のピッチを『テクニシャンレザー』で登ったのを見て感心した。私は今5.10のアクセスを履いているのだが、壁自体を登るのはなかなか難しい。ソール形状はフラットなのだが、少し柔らかすぎて細かいスタンスに乗れない。ところが『テクニシャンレザー』ではコンパウンドが柔らかいにかかわらずソールが硬いのだ。当然ながらガチなスタンスでも腰砕けにならない。
堅牢な高品質スエード製アッパーは要所にTPUパネルが圧着され、堅牢性とサポート性を高めていまる。
ヒール部分のミッドソールは硬軟2層で下降時のクッション性に優れており、街に降りても気にならない落ち着いたグレーだ。
6月にネットで価格を調べたら¥20,600とリーズナブルであった。
すぐ注文すべきだったが忙しさに紛れて忘れていたら、9月にはなんと¥23,600と値上がりしているではないか!何とか¥22,600を発見し購入。
まだ街中でしか履いていないが、きわめて快適だ。写真は今までの5.10と比較した。

5.10アクセスと比較するとよりフラットなソール形状だ