赤岩 ミナズキリッジ
核心はウルシのリッジか?
2019年4月30日
このルートは不動岩稜と摩天の稜線の間にある。
取り付きだけ見ると不動の一部という感じだ。
摩天側の不動岩稜側面を歩き上部に黒い凹角を見過ごすと
顕著なジェードルが見えてくる。そこが取り付だ。
ブッシュがひどいので少し迷う。昔に一度登ったはずだが何もおぼえていない。
着いた。いやー立ってるなぁ。確かデシマルで10a??でも岩の状態は
不安定な取り付きで用意をしてルートを見上げる。
コーナーのクラックが見事に突き上がっており、被り気味なので易しくはない。当然というか、残念ながらというかTKさんからスタートだ。
1P目
残置は見当たらず、オールナチュラルプロテクションとなる。
右にハンドクラック、左はフェースと思ったよりは難しくない。
ただ、被り気味なので時間がかかるとパンプするだろう。
ワイドなクラックは次第に狭まっていくのでホールド、スタンスも有効に使える。
アルパイングレードで6級+が付されたルートで、
途中の左フェースへ全身が出る被った部分と最後の草付へのマントルが核心か。
6級+の被り気味フェイス
2P目 リッジになっているが余りにも蔦ウルシだらけで思わず躊躇してしまう。
これは間違いなく後日痒くて苦しむことが確定だ。
手袋をはめて剥がしたのだが限がないので止めて前進する。
3P目TKさんリード。特に問題はない
4P目 SMリード
残置ハーケンは少なく(あっても腐って使い物にならない)ルート取りの読みが必要なピッチだ。高度間もありルートも長い。3mほど登ったところで残置が全く見当たらず函館山南壁でグランドフォールした一瞬を思い出してしまった。
行けるはずだと思うも、体は拒否している。ようやく迷いを振り切り2m上がると後は楽勝であった。ちなみに4級+である。
終了点
グレードは1P目の方が完全に上だが、ルートの質的には正直1か4かどっちが核心かわかりません。4P目は基本的にハーケンルートなのでとにかく怖い!!
久々に登ったルートは新鮮で楽しい。